今回は兵庫県、大和郡山市ににある超老舗の和菓子屋さん「本家菊屋」のご紹介です。
大和郡山市は奈良県の北部に位置する街です。
金魚の名産地としても有名ですが、大和郡山市のシンボルと言えば、郡山城跡。
天正8年(1580)に筒井順慶が築城し、豊臣政権の中初期には秀吉の異父弟にあたる羽柴秀長の居城であった事でも有名なお城です。
現在は立派な天守台、追手門や櫓などが復元されており、歴史的な景観を楽しむ事が出来ます。
また、敷地内には「御殿桜」と呼ばれる約800本のソメイヨシノが植えられており、桜の季節には各地から多くの見物客でにぎわいます。
なんと、創業から400年以上の歴史を持つ「本家菊屋」の本店はこのすぐ近所にあります。
「本家菊屋」の特徴
本家菊屋の創業は天正十三年(1585年)
なんと今から439年前です。
創業者、菊屋治兵衛は豊臣秀長に連れられ、この地に移ってきたそうです。
菊屋治兵衛は豊臣秀長にお茶会の為のお菓子を作るよう命ぜられます。
その時に出来た物がきな粉をまぶしました1口サイズの餅菓子です。
そして、これが今の「城之口餅」でもあります。
もちろん、当時は全て手づくりで作られていたお菓子たちも、今は、機械を導入されつつも、一つ一つ丁寧に作られています。
また、素材には妥協せず、厳選された北海道産、丹波産の小豆大豆、沖縄、波照間島の黒砂糖が使われています。
「本家菊屋」本店の店舗
国道24号線から、県道9号線へ。
郡山城跡に向かって走ります。
郡山城跡が見えたら左に曲がるとすぐの場所に大和郡山市役所があります。
このすぐ横に「本家菊屋」の本店があります。
見るからに、歴史を感じるその建物は、一目でただ物ではない事が分かります。
お店から歩いて2,3分の場所に駐車場がありますので、そちらに車を停めて、店内に入ります。
歴史を感じる店内の雰囲気に感動します。
まるで、ここだけは、現代とは違う時間が流れているように感じ、癒されるとても心地よい空間です。
天井には数多くの和菓子造りの為の菓子木型が飾られていました。
こちらは茶釜でしょうか?
とにかく、かなり古そうな物です。
本家菊屋では、お茶と「城之口餅」をいただく事が出来ます。
せっかくなので、いただく事にしました。
「本家菊屋」の城之口餅
こちらが「城之口餅」
上品な甘さがとっても美味しい♪
これが400年続いた和菓子と思うと、なんだか感慨深い物を感じます。
ちなみに「本家菊屋」の和菓子は通販でも購入する事が出来ます。
もちろん、「城之口餅」も購入できるので、遠方の方もぜひ、400年続いたお味を食してみてください。
ところで、この「城之口餅」
NHKの「どうする家康」にも登場したそうです。
ちなみにですが。
伊勢の赤福も歴史がありそうだと思ったので、調べてみたら、あちらは1707年(宝永4年)
と言う事は、赤福よりも、「城之口餅」の方が150年も古いんです。
凄いです。
「本家菊屋」の店舗情報とアクセス
住所:奈良県大和郡山市柳1丁目11番地
TEL:0743-52-0035
営業時間:09:00 – 18:30
定休日:元日
最寄り駅:近鉄郡山駅
アクセス:近鉄郡山駅から徒歩5分、大和郡山市役所前
駐車場:あり
イートイン:あり
予約:予約可
まとめ
とにかく、歴史を感じるお店の風貌に圧倒されました。
まさに歴史的建造物と呼ぶに相応しい造りで感動しました。
ぜひ、これからも末永く残ってほしいお店です。
店内でいただいた「城之口餅」とお茶の味も素晴らしく、わずか20分程度の時間でしたが、本当に贅沢な時間を楽しませていただきました。
また、ぜひ、リピートしたいお店でした。
以上、今回は奈良県大和郡山市の「本家菊屋」本店のご紹介でした。
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